通訳の準備は面白い!―生命のデザイン
「バイオマス関係の通訳なんて理系じゃないですか?」
「どうして専門外のこと、通訳できるんですか?」
たびたびこんな質問を伺います。
それが私にはちっとも苦しくなかったのです。ボイラーや配管が可愛らしい生き物のように思えて、実物を見るのが楽しみでなりませんでした。
なぜ…?
倫理的、持続可能な取り組みは、表面的な分野は異なって見えても、深いところに共通点があります。それはおそらく「生命の仕組み、生き物のデザイン」を探求すること。マクロでも、ミクロでもひとつの生命体としての地球にフィットするものを作ろうとすること。
エコビレッジにふさわしいボイラーや配管はそれぞれ生き物や臓器に似ています。
それを通訳する言葉も「生命のデザイン」を具えていますように。
世界はひとつ。生命は多様。