すべての学びに時がある―ドイツ語の天使が舞い降りた!
ついにその時が来ました。
バイオマス関係の視察と商談を通訳するために初めて訪れたオーストリアとドイツ。いよいよドイツ語の神様と目が合い、ドイツ語の天使が舞い降りてきました。
これまで何度か学ぼうとしてはきたんです。
言語中枢の分化やら、セルフモニタリングの重要性やら、外国語学習の科学に適うプロセスは、おそらく日本一ちゃんと実践しました。そのせいか、ろくに勉強せずに独検準一級もとれました。
それでもちっとも好きにはなれず、嬉しくもありませんでした。
ドイツ語を話している自分を想像しようにも想像できずにいました。
好きでもない言語を口にしようとするのは、好きでもない男とキスしようとするようなものです。
私の心の扉はどうにも開かずにいました。
ところが!

今回、すーっと開いたのです。
扉のノブを外から引いてくれたのは、オーストリア、ドイツのバイオマス専門家のみなさん。
この方たちのお話や気持ちを、この方たちの言葉のままにわかりたい。そんな気持ちが湧いてきました。(間違ってもいいから自己表現を発信しようなどとは思いません。そんなの効率も行儀も悪いです。)
こうなると、24時間ドイツ語を聞いていたい、目に映るすべてをドイツ語で何というのか知りたい、という熱病恋愛モードです。
この感覚、以前にも味わったことが…
そういえば、30年前。初めての海外でイギリスの人々に出会い、ケンブリッジの英語を耳にしてからは、もう恋愛状態。インプット激増ばかりか、それまでの様々なインプットも掛け算効果を出し始めたのです。
そんなおバカキチガイ状態の再来です。
30年前よりずっと便利な世の中になりました。ネットラジオにオーディオブック。これは楽しみ。フェイスブックやiPadの設定もドイツ語にしました。
私にとって外国語は心で学ぶもの。突破口が開くタイミングはとても個人的。
すべての学びに時がある。
その時はひとそれぞれ。
みなさんはいかがですか?
みなさんは何の神様と目が合いましたか?