社内の通訳をちゃんと引き受けたいと通訳学校にも行きました。でも、通訳メモ、シャドウイング、リピーティング、リプロダクションといった標準的な練習をいくら繰り返しても、肝心の通訳スキルは頭打ちだったのです。こちらの通訳トレーニングで、頭だけで言葉を処理していたのが原因と指摘され、図星でした。身体感覚を意識するようにしたら、すぐに「通訳がとても聞きやすくなった」と同僚たちに喜ばれ、ビックリしました。
取引先との商談は正確かつ誠心誠意の通訳をしたい。でも米国本社スタッフの言うことを通訳するだけでいっぱいいっぱい、取引先のちょっとした表情や口調を日英訳に汲み取る実力はありませんでした。ためしに商談の録音を通訳機に入れると…私よりAI通訳機の方が上手?ショックでした。でも、まさか商談に通訳機を持ち出すわけにはいかず…思い切ってこちらの通訳トレーニングに参加しました。AIにはない人間らしさを通訳に活かす方法を初めて知りました。通訳に余裕を感じるようになり、手ごたえを感じています。
英語が好きで、ずっと学び、教えてきました。でも、このごろ自分の授業が物足りなくて、これはまずいと焦っていました。こちらの通訳トレーニングで、その原因が、文字中心にテスト対策ばかり最優先するガリ勉優等生マインドだと指摘され、呆然としました。はるか昔に手放したつもりだったのに。おすすめのワークをやってみたところ、話すことは歌うことだと初めて感じ、涙があふれてきました。肩の力がふうっと抜けました。今は学校に行きたがらない生徒も「先生の英語はなんかほっこりする」と午前中から大人の教室に来るようになりました。
ひとはココロ動いたときに
カラダに声を響かせて
言葉を語ります。
そうして語られたことを
言葉の壁の向こうにいる人たちの
ココロに伝えたいと願うなら
通訳者であるあなたが
アタマでっかちではいけません。
ココロとカラダで共鳴することが
不可欠です。
そのために
ぜひこのメール講座を
活用してください。
あなたの受講を心から
お待ちしています。
冠木友紀子
英国リーズ大、ICU大学院を経て母校フェリス中高を皮切りにミッション中高英語教員13年。学習評価研究所の出張授業や検定外教科書「Progress in English 21」編集委員に抜擢される。しかし結婚後の転勤先で「出る杭は打たれ」クビに。失意の中、NHKの「自分を消して全集中する」通訳養成に心救われ転身。医療・農業・教育の通訳に従事して18年、大学で教えて10年になる。
駆け出しの頃、8時間×6日連続の長時間通訳を引き受け喉を潰す。この反省から「骨導発声法」を体得。その後、不可能とされるストーリーテリングの通訳を、英国屈指の語り部ニック・ヘネシー氏に公演直前に頼まれ、驚きの大好評。こうした経験から、語り手の心の風景を聞き手の心に鮮やかに再現する「フォト・リスニング法」、バロック音楽の聴き心地を届ける「こだま話法」に抽出。これらを「エキスパート通訳実践トレーニング」に体系化する。
受講生からは「社長の海外出張に通訳として毎回同行するようになった。」「米本社の動画通訳を仕事として初公認された。」「欧州の国際会議で通訳し、発表もした。ユーモアたっぷりの英語で会場の緊張をほぐし、議論が充実した。」と喜びの声多数。
今後も自分の専門分野で信頼されるエキスパート通訳を育てるべく活動展開の予定。トマティス聴覚発声メソッド・プロ(レベル4)。英国INPP神経生理心理学研究所準修士。学生時代に英検1級。独学でドイツ語検定準1級。横浜市戸塚区の田舎で夫、娘猫、大勢のめだかと井戸水で暮らす。庭しごと、ヴァイオリン、なぎなた、着物を愛する。