台風21号の名前は~あなたはどんな天気予報を選ぶ?
この夏の西日本の降雨には息をのむばかりです。くるくる、うろうろ進路変更の台風が来たかと思ったら、今日も21号。みなさん、どうぞお気をつけて。早めすぎるくらいの行動をお願いします。
ニュースは朝から台風情報ばかり。ローカルな情報が繰り返し連呼されています。わが身に置き換えて防災準備を再確認するにはいいですね。
でも、なんだか、視野が狭くなる、視点が固められる気もします。
たとえば、台風21号、名前がついているんですよ。
そう、年初から番号だけの日本式が世界唯一ではないんです。以前はアメリカの気象庁がアルファベット順に人名をつけたものの、女性の名前ばかりで物議をかもしたことも。今は男女交代だそうです。以前は「うちのおっ家内」なんて言っていたおじさんたちがつけていたのかしら。
今は北西太平洋、南シナ海の台風については14か国からなる台風委員会で「背番号」と「選手名」(気象庁リンク)が決められています。毎年1番はカンボジアで象を意味する「ダムレイ」。
21番は韓国・朝鮮語で燕を意味するJebiです。つばめの飛跡と21号のスピードが似ています。
こちらBBCの天気予報でもJebiと言っています。日本のテレビの天気予報と画角も全然違いますねえ。国家ではなくてエリアでとらえているからね。
狭い画角の日本の天気予報は「洗濯物は表に出すな」「折りたたみ傘を持って行け」と親切。BBCはそんなことはひとつも言ってくれないけれど、広い視野でで地球の視野を感じさせてくれます。日本の予報よりよほど前もって洗濯や傘の準備もできるのでは?どちらが親切なのかは受け手によるんでしょうね。
ともかく、自然現象に悪意はありません。しっかりして、無事でいましょう。