25年前のイギリスのスケッチが出てきたよ…

 これ、25年前にそのへの鉛筆で描いたイギリス、ヨークシャーはネアズボロの風景。
日本で言ったらどこでしょうね。米沢あたり?kn

なぜ引っ張り出したのかというと…
昨晩、NHKをつけてみると…。城壁がちらりと映っている…これはヨーク。
(ヨークベニマルじゃありません、イギリスのヨークです)

一瞬でわかったのです。

「こういう感じの城壁ならいくらでもあるのに、どうしてわかるの?」ってきかれてもねえ。説明がとっても面倒。

空の広さ、樹々の色…見た瞬間にまず自分が「そこにいたときの自分」になってしまうと感じ。

画像の具体情報で理屈つけているわけじゃないから、名物の大聖堂が見えなくても大丈夫。

この記憶、どこに刻まれているんだろう。

それにしても相変わらずイギリスは、あのころと同じ景色が続いている。
立ち止まっているわけではないでしょうに、景色だけは記憶バンクのよう。
あのころ、大学生の私は日本のいろいろな当たり前を呑み込めずに、人一倍「なんで?なんで?」を繰り返してうまく進めずにいました。
そんなこと考えてもしょうがないよ、と言われても目をつぶって進むのはうそだと思った。
でイギリスで遠慮なく疑った、確かめた。
人はなぜ働くの?
働くことって就職と一緒?
健康保険、年金、ローンのために働くの?
毎日満員電車で通勤しなくてはならないの?
私は何をすればいい?
私の直感に呼びかけるこの声は誰?
人の寿命をはるかに超えるイギリスの大樹を見るたびに日本を思いました。
日本は人間は長寿だけれど、風景の寿命はあまりに短い…なんなんだ、この儚さは。伊勢神宮の遷宮ともなんだか違う…
そんなことを思い出しているとテレビにはネアズボロの橋が。25年前のスケッチとまったく変わらない風景。これと同じ風景をNHKの「写真ギャラリー」から探してみて。

ヨークはあちこちの壁に猫のオブジェが。言葉の壁を超えるCAT通訳道場。おやおやご縁があるようで。catwall

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