「目標から逆算」がしっくり来ないあなたへ
「目標を設定して、そこから逆算して行動すればいい。」これがしっくりくる方にはまるで役に立たない話です。
私はどうも違和感があったのです。何か抜けている気がしてならなかった。
確かに何かを成し遂げてから振り返ると登ってきたステップが階段のように見える。でも下から見ても階段には見えない。見えたとしても袋小路やまわり道のよう。
なぜ?
下から見上げる人間はまっすぐな階段を探すから。でも実際は直線ではない。めちゃくちゃでもない。きっと美しい螺旋になっている。

そして踏み板と踏板の間にはクレバスがある。積み上げたものをすべて一度ゼロ以下にするようなクレバスが。
でも周りから一切光が入らないこのクレバスで上を見上げたときにしか見えない光源がある。その光源を見上げて登り続けると、あるとき次の踏み板の上に出る。一度失ったと思ったさまざまも、別の姿で甦る。
このクレバスこそひとりひとり独特。その時は苦しくても振り返ればただ恩寵としか思えない。
深い成長はアモルファス(非連続)なのだと思います。
たぶん、目標設定、逆算が有効なのは幅の広い一枚の踏み板の上を進むときなのでしょう(右向き青矢印)。たぶん私は単に「予定」と呼んでいる。
階段と踏板には複素数と実数くらいの違いがある。
螺旋階段に複素関数を想いうかべています。
天邪鬼?いいえ、ひま人です。