通訳者がアナウンサーを真似なくてもよい理由

「滑舌を良くしたい。
アナウンサーのように流暢に話したい。」
そう望む通訳者も少なくないようです。

確かにアナウンサーの語りはプロの技ですね。

通訳者の中にはアナウンス学校に
通おうと考える人もいます。

他の職種に学ぶ姿勢は素晴らしいのですが、
通訳者に適した語りは
アナウンサーの語りでしょうか。

私はアナウンサーの語りを通訳者が
見習うのはあまりおすすめしません。

かえってわかりにくい通訳になると
考えています。

アナウンサーはどんなニュースとも
ある程度の距離を置いて読み上げる
ことが求められます。

「阿佐ヶ谷の木造二階建てアパートが全焼し
住民のおじいさんが焼け出された」
というニュースの次に
「メジャーリーガーとして活躍する
日本の選手が満塁本塁打を打った」
というニュースを読まねばなりません。

いちいち感情込めて聞かされては大変。
聞く方も疲れるでしょう。

巨人5連敗などというニュースはなおさらです。

7年前の聴覚の生理学セミナー通訳です

大泣きする人もいれば
大喜びする人もいるでしょう。

どちらかに合わせることなどできません。

誰からも少し距離をとった語りが
アナウンサーには求められます。

しかし通訳者は違います。

語り手は聞き手に伝えたいメッセージを持って
会議や講演で語ります。

聴きこむべきは誰からも距離をとる
アナウンサーではなく、
語り手です。

さて、通訳する相手と毎日
一緒会うわけでもない場合、
どうしましょう。

日ごろからできる準備として
寄席に行くことをおすすめします。

落語家は1人で何人もの声を
自然に語ります。
わざとらしさが微塵もありません。

寄席ともなれば前座、二つ目、真打と
成熟の段階をあらわに見る
こともできます。

さて、あなたの通訳は前座?二つ目?
それとも真打?

なにより心おきなく笑える時間を
お楽しみくださいね。

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