学校は自由だ
と、思います。あるいはそう思って行動しているといったほうがいいかもしれません。
大学では週1日に授業を詰め込んでもらっています。週1ではどうにも間遠。でも学生の顔と名前はすぐに覚えたい。名前を呼べないようではエンジンがかからない。
そうだ、自撮り写真を送ってもらおう。(普段の課題より真剣に取り組むこと間違いなし)
成績も学期末までわからないってどうなんだろう。それってスコアボード見えない状態で野球やっているのと同じじゃない…?方針も立たなければベストのつくしようもない。
ああそうだ、学内SNSがあるんだから、クラス用スコアボードは常時オンライン公開にしよう。実名でもいいけどハンドルネームにしたら気が楽かな。
だいたい、何をどのくらい取り組めばどのくらいの成績が付くかは大学生なら見当がついてもいい。自分が欲しい成績を学期初めに記入、ふさわしいと思う成績を学期末に記入したら。
もちろん、このスコアボードをそのまま教務のデータにするわけじゃありません。先生として必要な手順はこれまでどおり踏みます。それにプラスして学生側にもっといいスコアボードを、と思ったのです。
ゲームやスポーツが楽しいのは過程が見えて、次はよりよい一手を打てるから。
学期末は成績よりも「作品集」の仕上がりを楽しみにしたいもの。そして「人の役に立つ」レベルに到達したいもの。(TOEICスコアがどうのこうので就職や給料に有利なんていう利己的イワシの群れレベルはさっさと抜けなさい。)
学校の「不自由」って現場の思い込みのことが多いのでは。少なくとも私学の場合、やりたいことがはっきりしていれば、いくらでも方法は見つかるもの。