この世にこんなに美しいものが!―OHoly Night
(12月16日キャロリング・テーマ曲ご紹介)
昨日のことのように覚えています。
中1のときですから昨日の訳はありません。
9月になると始まる礼拝でのクリスマスに向けた讃美歌の練習。
「中1はよく聴いているように」と始まった中2以上のみの讃美歌。その美しさに驚いてしまいました。声が響き合い、溶け合うようだけれど言葉がはっきり聞こえる。それもメロディーのビートにぴったり重なって。
ケンブリジ大学キングスコレッジの聖歌隊でどうぞ。
何語だろう?日本語じゃない。ラテン語っていうやつ?
いえいえ、英語だったんです。おばかですねえ。中1の頃の私はそれもわからなかったんです。
その後、ラテン語、フランス語、ドイツ語いろいろな言語に出会い、表現もディベート、スピーチ、ストーリーテリングとさまざま出会いました。
それでもこの讃美歌が美の軸であることは変わりません。
詩をひもとくにつれ、美しいメロディにのせられた喜びの言葉の背後に長い苦しみと待ち焦がれる思いが隠されていることを知りました。
解き放たれて自由になるほど、人間は大いなる存在の畏れと感謝を深める。そんなことを思います。
で、たった2時間の練習でキャロリングに出ようとはどういう考え?
まあ、やってみなけりゃわからない。
明日は歌詞をご紹介します。