日本人に多い【L】の誤解/英語早口言葉その2

はい、始めたからには続けます。

英語で早口言葉をtongue twisterといいます。舌がツイスト、とは言い得て妙です。日本語のあいうえおは口をぱかぱか動かしますが、それは英語に持ち込まないで。ちゃんと切り替えましょう。英語では口の動きは最小限、舌が活躍します。早口言葉は発音を自然にするのに効果的。(で、舌のポジション、動きの土台は実は耳なんです。)

ところで、Lの音ってどんな音だと思います?

舌をぺろん!と落として「るっ!」みたいな音を出してくれる人が多いんですが…それはちょっと違う。

動画でお目にかけると美観の問題がありますので、今日は文字でごめんあそばせ。英語は下あごは下に落とすのではなく、金魚のように前にスライド。こうすると平たい顔族でも口が縦に開きやすいでしょう?口を縦に開いたら上の前歯の付け根に舌先をぐっと押し当ててください。入れ歯が外れないように気を付けて。その状態で息を出すと?舌の両側から息が抜けて音が出ますよね。それがLの音。

ぺろん、は後ろから追いかけてくる母音に「邪魔だ!」と突き倒されるから。例えばlemonのlとeみたいに。

後ろから煽るパッシング野郎がいなければ、ずっと「L~~~」とのんびりしていたいのです。all, callのように。

では、やせっぽちロレンスがカノジョとロブスター両方いっぺんに失くした気の毒なお話です。Peter Piperに比べると柔らかい音が多いのでちょっとゆっくりに聞こえますなあ。

ははあ、カノジョがロブスターと駆け落ち…
ははあ、カノジョがロブスターと駆け落ち…

 

 

さてさて知らざあ言って聞かせやしょう。私は横浜生まれの横浜育ちですが、何か?

「あんだおらのごどあんだあんだ言うげっとおらもあんだのごどあんだあんだ言わねぇがら、もうあんだもおらのごどあんだあんだ言わねぇでけろよ、あんだ。」

 

通訳は学びの場のプロデューサー、コンシェルジェ。遊び心も大事です。

 

 

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