通訳の先生がおススメ、中高生の参考書選び

市川学園といえば屈指の進学校。しかも、ここ数年自由で新しい取り組みが目白押しです。私も通訳養成や英語落語のワークショップを開いています。

先日、学園で立川志の春さんをお招きして念願の落語会が開かれました。これに合わせて校長先生が昨年の英語落語のメンバーを集めて再会の機会を作ってくださいました。

高3のYさん。なんだか静か。
「参考書や問題集ってどんなふうに選んだらいいんですか。」

狭き門より

思わずこう応えていました。
「これを書いた人に会いたいな、とあなたが思えるものがいいんじゃない?」

そんな選び方甘い?

いいえ、そんなことはありません。先生のおすすめやライバルが使っているもの、「〇〇大学合格一直線!」のような煽りぽいものに飛びつくのはカンタン。2、3冊ちらっと見れば買えてしまう。

でも、「この人に会いたい」と思える人に出会うのは意外と大変ですよ。書店の本棚ひっくり返すくらい手に取ることになる。でも、リアル書店はそのためにあるんでしょうけどね。

「手を動かし、心で感じる」ことをいつも大切にしてほしい。あなたの答えはあなたの手と心が知っているから。

“狭き門より入れ。滅びに至る門は広く大きい”-マタイによる福音書7章13節

持続可能な医療・農業・教育のための通訳者―冠木友紀子のプロフィール

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