通訳口調にハマらないためには〇〇を

同時通訳をしていると口が忙しい?

もしかして通訳は標準語の「ですます調」で訳すものと思っていませんか? 

語り手の英語は話し言葉としていろいろな表情がある。なのに書き言葉のような標準日本語で訳すことはありません。

え、きちんとしたい?

 でも通訳者のあなたが言うのに忙しかったら、スクリプトもなしに初めて聞く人はもっと忙しい。きちんとどころではありません。

 話し言葉でカジュアルになるのが怖い?

 やみくもにカジュアルに、と言っているのではありません。衣ばかりの安物の海老天のような日本語から自由になってください。そもそもその衣はもとの英語にはないでしょう。

たとえば、俳句歳時記を音読してください。

 足すことも引くこともいらない言葉の世界にふれましょう。

 「えー、古池がありまして、蛙というものが飛び込みますと、音がするのであります。」なんて書いてないでしょ?

通訳道場★横浜CATS 第4期はこちら

Pin It on Pinterest