参加資格・学習方法
参加資格
英語学習は「英語ができる自分になる」のように自分本位で功利的な目標でも成立します。しかし、通訳養成では自分本位を超え、「他者に喜ばれる者」となることを目指します。そのため、これまでの自分の枠を超えるような経験もしていただきます。過去の得手・不得手、地位、年齢にこだわらず、幼子の心で言葉の世界に向き合いたいと願う方をお待ちしています。
- 英語のみでなく、日本語のセンスを磨きたい方。
- 人文・社会・自然科学に広く関心のある方。
- 道場と道場の間も自主稽古を継続できる方。
英語の資格を参加条件とはしません。ただ、英検準1級相当の力があればスタートも容易です。
学習方法
定番の通訳養成(シャドウイング、リピーティング、リプロダクションなど)に加えて、学習の身体性を重視した練習をします。通常の通訳トレーニングで扱うヴァ―バルな側面のみでなく、ノンヴァ―バルな側面に理論的にアプローチすることで、人間本来の声と言葉の豊かさのある通訳技術を身につけるためです。通訳にありがちな独特のまわりくどい言い回し、平板な声のトーンとは初めから無縁です。従来の通訳イメージを覆す驚きの正確さと聞き心地のよさを 身につけましょう。
「学習」の流れ 一例
道場レクチャー内容例
- 言語の地域特性と優先周波数帯
- 身体を楽器にする骨導発声
- なっとく英語史
- 文法は美しい―英語は2つに分けて考える
- 訳語は辞書に頼ってはいけない
- イメージ思考
- セルフモニタリング
- ストーリーテリング
教材例(変更の可能性があります。)
- Progress in English 21 Book5 ほか
- Progress in English 特殊音源SDカード
- SDリピーター
- プロナウンス
- 経営シミュレーション「トータルゲーム」
- 聞くだけなら他のツールで充分。
セルフモニタリングがカギ
- 湿度の高い日本にいる限り、英語は母音寄りに湿ります。
英語らしい子音の維持に不可欠なプロナウンス
通訳道場参加者には耳と声をいたわるトマティス聴覚発声メソッドの聴覚トレーニングを優待で利用できます。