私が日常英会話を教えない理由-パン屑欲しけりゃパンを焼け

「冠木さんみたいに英語を話せるようになりたい!日常英会話教えて!」

ごめんなさい。お断りしています。「日常英会話」を練習しても決して私のようにはなりません。

パンくず皆さんが「日常英会話」とお呼びになる部分はパン屑みたいなもの。小麦と、水と、イーストと、バターをそろえて、生地をこねて、ねかせて、焼いたパンがあってはじめて、屑が出る。

屑は作ろうとして作るものじゃない。パンを作ろうとしたときに屑がおのずとできる。

NHKの「鶴瓶の家族に乾杯!」を思い浮かべてください。あれこそ香ばしいパン屑の山です。決して政治や経済の議論は出てこない。おばあちゃんの手料理や、おじいちゃんが50年漁師やってたとか、高校生が仲間とおやつ食べながら中間テストの勉強するとか…日常会話そのもの。でもその不可測さは無限。いわゆる場面別日本語会話フレーズ集ではとても対応できない。よほど回転の速いユーモアセンスのある人なら、まるで別の場面のフレーズを応用して破天荒な会話ができるかもしれないけれど。

場面別フレーズを覚えるのが悪いというわけではありません。それは必要条件であって、十分条件ではありません。そこで満足していると使える英語に自分が使われる。

じゃあどうする?

ひとつのストーリーを、頭を映画館にしながらまるまる自分のものにすることです。とはいっても多くの方は「どうやって?」と思われることでしょう。放っておいてもひとりで物語スイスイ覚えるなんて変人、物好き、偏執狂 just like me。

そこでイギリスのストーリーテラー、ニックとエミリーの語りをもとに、自然に自分と向き合える仕組みを作りました。まもなくご案内します。

気がついたら英語ストーリーテラーになれていますよ。一緒にイギリスのストーリーテリングフェスティバルに行きましょう!きっと日常英会話なんて自転車に乗るみたいに自動化されているはずですよ。

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