お家で出来るお子さんにおススメの運動はコレ!
持続可能な未来のための通訳者、通訳道場主宰の冠木友紀子です。
首都圏は幼稚園、学校もまだ休校が続いていますね。如何お過ごしですか?
お家でオンライン勉強、ゲームをして過ごす子どもたちの運動不足、疲れ目が心配ですね。 かといって家の中で球技というわけにもいきませんし、ヨガも子どもには渋い。
そこで、道具もお金もいらず、家族みんなでできる運動をお勧めします。
それは…ハイハイ!
バカバカしいと思う大人はまず自分でおやりください。びっくりしますよ。肩、背、腰が気持ちよいでしょう?自然が備えた動きはそれ自体マッサージになります。
床の汚さにびっくりした方は、ぜひお子さんと雑巾もちでハイハイしてください。
ハイハイはとても大切です!子どもたちにとっては歩くための大切な準備。身体の左右、上下各部分が独立しつつ(別の部分につられて、ではなく)協調して動くためのすばらしい練習です。学習や運動に影響する反射の抑制にも大いに関わりがあります。
なのに!今日の子どもたちはハイハイ不足になりがちです。ハイハイに最高の畳の和室は少なくなり、代わりにつかまり立ちしやすい洋家具が増えました。
私が赤ちゃんだったのは半世紀も前のことで、和室もちゃんとありました。でも母によると私は座ったかと思うとハイハイを抜かしてぬっと立ち上がり、べらべら喋り出したそうです。お釈迦様みたいですねえ。
そんなわけで、小学校では「お勉強」は朝飯前でも、逆上がり、球技が苦手、かけっこはビリ、机はぐちゃぐちゃ。いっそお勉強もできなかった方が楽だったかもしれません。大学では大量の英語文献読書課題も3行で寝てしまい、大苦労。
それが手、足、目の運動協調がまずく、ひたすら耳で学んできたせいとわかったのはたった10年前のこと。イギリスの神経生理心理学研究所(INPP)で運動・感覚発達と学習の関連を学んだ時でした。
ハイハイを甘く見てはいけません。ハイハイに遅すぎることはありません
ハイハイの前後の運動=寝返り、お座り、立つ、歩くは結構やっているので心配いらないでしょう。でもハイハイだけは置いてきぼり。お掃除、レース、猫とサッカーなどなど工夫してお楽しみください。
INPPのロングセラー「ウェルバランス・キッズ―動いて遊んで子どもは育つ」(仮)、日本語版が私の翻訳で合同出版さんからお目見えします。お楽しみに。
冠木友紀子のプロフィール