「CAになりたいけれど…」という大学生のあなたに
持続可能な未来のための通訳者、通訳藝術道場主宰の冠木友紀子です。
私が通訳や翻訳を教えている大学では多くの学生がCAに憧れています。今年、授業のあとで「ちょっといいですか…」と相談にのるのは、やはりコロナ禍でのCAの可能性のこと。
小さいころから憧れたCA。航空業界への就職も上々の大学に入ったのに、いきなり求人ありません!では…こんなはずじゃなかった!と思うのもごもっとも。
ただ、絶望することはありません。いっとき暗い気持ちになるのは無理もないとしても。
それより「CA」への自分の気持ちをもっと細かく調べる好機です。
CAのどんなところに惹かれたの?
容姿端麗?
てきぱき仕事をする?
おもてなしの上品さ?
お客さんの要望に応える柔軟さ?
チームワーク?
いろいろ、イロイロ…
「CA」を花に例えたら、あなたが感じた魅力は種のようなもの。
たとえCAの道が閉ざされても、その種がまかれるのを待つ土地はどこかにあるのでは?
たとえば、今ある仕事ならホテルのコンシェルジェ、リゾートやクルーズ船のスタッフ…
まだ存在しない仕事だって作れるかも…。作れなかったら就職する、くらいの気持ちでいたら?
CAの道が再び開かれたら、「種」を確かめたことが支えになることでしょう。
職業って時代とともに消えては生まれて来たもの。いまどき金魚売や夜泣き蕎麦は見かけないでしょう?でも昔は宅配便やユーチューバーはいなかった。
「種」を確かめたあなたが、いまをのびのびと過ごせますように。
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