新年度の参考書、問題集を選ぶなら

こんにちは。持続可能な未来のための通訳者、冠木友紀子です。

中高生の皆さん、いかがお過ごしですか?なんだか出かけにくい?

でも、そろそろ来年度の準備も気になりますね。新学年の参考書や問題集も欲しいでしょう?選ぶの、結構難しくないですか?近所の本屋さんでもなかなか決められない学生さんをよく見かけます。

先生や先輩のおすすめも参考になるけれど、自分にあっているかはわからない…見た目やタイトルに惹きつけられる。でも、中身はどう?…

そんな時、私はこんなふうに選びます。

①たとえば「関係代名詞」のように自分の知りたい項目をひとつ決めます。

②ちょっといいな、と思う参考書数冊で「関係代名詞」について読みます。

③「これを書いた人に会いたい」と思えた本がアタリ。

情報の量やわかりやすさも無視できないけれど、それだけじゃ肝心のところが抜けています。肝心なのは、本の向こうに書いた人が感じられるか、その人に興味を持てるかどうか。

普段の勉強でも、受験勉強でも、「これは自分に関係がある」「自分に宛てて書かれている」「書いた人は自分に用がある」「書いた人に会いたい」という感覚を大事にしてくださいね。この感覚のスイッチを切ったまま、みんなが買ったものを真似して買ったり、親がとりあえず買ってきたものをぼーっとやったりするのはあまり感心しないなあ。

「向こうにいる誰かを感じる」感覚を切ったままでいると、自分がお留守になるからね。そして、そういう人は沢山いる。

私が受験勉強で手ごたえを感じた問題集、参考書は中原道喜さん、伊藤和夫さん、という先生方が書いたものでした。タイトルは忘れてしまったけれど先生方の名前は忘れない。それくらい、日本語での解説にも思いが込められていました。

だから、昔、英検やTOEICを受けた時も、対策問題集や過去問は仕上げにやっただけです。私はあの手のナニヤラ協会が出した問題集には「向こうにいる人」を感じなかったので。

普段は著者の声が聴こえるようなものをたっぷり味わいましょう。

自分にとってぴったりな声を聞き分けるのは自分。

さあ、ご近所の本屋さんへGO! 帰ったら手洗い、うがいをしっかりね。

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