あなたの生まれた日が…

自分では何とも言えませんよね。やっとこさオギャー!と生まれたばかりですから。でもその日が誰かにとって人生最高の日だとしたら…。

これはある友人に聞いた話です。いまは亡き母方の伯母さんがまだ元気だったころのこと。

「『いままでで最高に幸せだった日はいつ?』って訊いたら、もう、迷いなく『○○と▼▼が生まれた日』って即答したのよ。」

○○と▼▼はもうとっくに30を超えた2人の孫のこと。ずいぶん昔の孫の誕生を最高の瞬間としていまも即答できるなんて…。(自分が結婚した日や子どもが生まれた日ではないのは謎ですが。それほど孫って可愛いのでしょうね。)

きっと○○と▼▼はおばあちゃんがそう即答したなんて知りません。きっと仕事や子どもの教育やら、住宅ローンやら、車の買い替えやら…この世の習いに悩ましい年代でしょう。

でも、おばあちゃんの心の中で30数年前のあの日はちっとも色あせていません。生まれただけで、○○と▼▼はもう十分おばあちゃん孝行したのです。

そう思うと、たまにしか帰れないとか、温泉に連れて行っていないとか、そんなに気にすることじゃないと思いませんか。それより、おばあちゃん、ありがとう!ですよね。

あなたにも、このおばあちゃんみたいな人はいませんか?あなたが生まれただけで、自分は最高に幸せだと思っている人は誰でしょう?

そして、あなたは誰の誕生日を「最高に幸せな日」と思っているのでしょう?

今日も誰かが生まれ、誰かが「最高の日」と感じているのでしょうね。

昼過ぎの間抜けなタイミングに、通訳とは関係ないことですが、書いておきたくなったもので。

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