アントロポゾフィーの通訳は特殊?

アントロ関係の通訳現場でよく言われること。
(アントロ=anthroposophy=anthropos人間+sophy叡智、シュタイナーの示唆した思想の略)
「アントロは特別だから、分っている人じゃないと通訳できない。関係者じゃないと通訳できない。」
そうかな?
確かにシュタイナー関係では日本の公教育では出てこない項目がてんこもり。でも、そのコンテンツはアメリカではなく西洋のリベラルアーツそのもの。キリスト教学校ならおなじみのことばかりで、アントロ独自ではありません。
「専門用語」だなんて、日進月歩の工業、医療に比べたらかわいいもの。
そして、「わかってないと訳せない」というあなたはわかっているの?人に対して「あなたはわかっていない」「あの人はわかっている」という資格はあるの?
私にはありませんし、要りません。
それより、シュタイナーの言葉に出会って、ああ、これを探していたんだ!と心躍らせたときを思い出してください。これは医療、農業、教育の希望だ、と思ったときのことを思い出してください。
その思いを、プロの通訳とわかちあったことはありますか?
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プロ通訳がまず知りたいのは依頼主が自身の専門分野とどう出会い、
どれほど大事に思っているか。
それさえ共鳴できたら、このネット時代、情報収集、見学、体験、なんでもやります。依頼主がうんざりするくらい資料を求めて当日はすっかり身内の顔をしている。
だって、この世界が人々の思いと工夫に満ちていると知るのは
とてもとても楽しく、有り難いことだから。
プロ通訳は珍奇な惚れっぽい人種です。どうぞ堂々と誘ってください。
彼らを落とさないなんて孤立を選んだのと同じことですよ。
どうにも落ちないときは「冠木さんが呼んでるよ」とお伝え下さい。
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