プロ応援講座:外国語学習の神経・感覚科学、そして哲学?

土日、月と3日連続でプロの英語講師のみなさんに講座を開いていました。

お伝えしたのは、言語学習の生理的、神経科学的ベース。先生方をセオリーで応援するのは、将来通訳養成まで進む教え子さんが一人でも増えてほしいから。プロを射程に入れるからには、その過程の教育も理にかなったものであってほしい!

「初めて聞くことばかり!」
「もっと聞いていたい!」(落語みたいだったとも…)
とのお声を頂いています。

日本では外国語学習という全人的(身体・心理・認知)体験が、文系的領域の導き手に任される事が多いようです。センスがよい方ほど多くの問いを抱えがち。その問いは文系領域では解決しません。

なのに1億アマチュアが総評論家、百家争鳴、一家言あり。グローバル人材、脳科学、臨界期という日本でしか通じないゾンビ語もあり。

そこでフランスのトマティスから子音の優先周波数帯(英語=高周波ではない!)、イギリスのアローからセルフモニターなどご紹介しつつ、その先のお話も。

最終日の今日は某英語教室の先生たち非公式有志の集まり。

急に思い立って描くとこの体たらく
急に思い立って描くとこの体たらく

これがすごい。
一騎当千。
「小さいころから英語」
「英語できるようになってグローバル人材」
にちゃんと「それって変でしょ」な直感が働いている。おおいに共感します。

どうも児童英語の先生はタイプが分かれます。
①自分の自己実現リベンジ、日本英語教育村肯定タイプ。
②地元のママの不安を受け止めながら、本質は英語じゃないでしょ、と思っているタイプ。

これは興味深い!

私には「日本人がみんな英語できるようになって、世界の10億人と楽しく話す」状況など思い浮かびません。そんなぼやっとした人参ぶら下げられて走る馬はいるのかね。だいたいなんとのんきで丸腰な。

外国語を知る者にはセンチネル=歩哨のセンスこそ必要。そしてプロ志向でまいりましょう。プロを目指してこそ結果的に個も伸びるのです。

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