英語のアクセント、こう見ればシンプル

英語テストのアクセント問題、
好きだっていう方は
少数派でしょうねえ。


まあ、ペーパーテストで
アクセント問題出すって
野暮だと思いますよ。


発音できなくても
正解できちゃいますからね。


でも、もしあなたが

「政治はpoliticsなのに政治家はpolitician?
なんでアクセントが移動するの?
わけわからない!
法則もいろいろあって、結局暗記?」

とムカついているとしたら、
朗報です!


ほとんどの場合、
アクセントは移動なんか
していません。



移動して見えるのは
とんちんかんな数え方を
しているからです。


アタマから数えたでしょう?

それがいけません。

後ろから数えるとp”O”liticsも
polit”I”cianも3つめです。

Politicianはtiが強くなって
うしろのcianが割を食って
今はシャンと1つに聞こえますが、
古くはcianと2つでした。

なのでTiは3つめです。

後ろから3つめにアクセントが来ると、
「『た』タタ」と
締めのビートが整います。


全体で4拍なら「タ『た』タタ」
5拍なら「タタ『た』タタ」


これって8分の6拍子に似てますよね。

こんなふうに拍の整った言葉どうしを
toや theなど拍の弱い言葉が
黒子のようにつないで…


英語という音楽の波が整うのです。


アクセントはその単語だけの
ためにあるわけじゃありません。

いろんな単語が呼び寄せられて
まとまったとき
自然でイキイキした語りに
なるためにあるんです。

余談になりますが、

日本語で単語単位でなく
文、語り単位でアクセントが決まるのが…

無アクセント地帯なんて
失礼なこと言われている
栃木と福島だと私は信じています!!

さて、アクセントがないと
どうなるか?

不自然になります。
とっても機械的です。

大昔のロボットみたいです。

「ワタシハ カセイカラ
ヤッテキマシタ。」

ほんと平板ですね。

アクセントは人間にあって
ロボットにないものと
深~いつながりがあります。

それは


心拍と呼吸です。

生きているものは心臓と肺で
リズムをきざみます。

人の響きの豊かな声には
心拍のゆらぎが入っています。


最近の人工音声は
だいぶ自然になりましたが

それでも心拍はまだ入ってない
みたいですね。


英語のアクセントは
私たちの心拍や呼吸と
三重奏を奏でます。


(ホントは歩行も入れると
四重奏なんですが、長くなるので
今日は三重奏まで…)

聞き心地のいい語りは

リズムがあって相手がノリノリで
「予想」しやすいんです。

そのへんをおさらいする勉強会、
2月下旬に開きます。
乞うご期待!

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