同時通訳が理系の学会で詰まるって○○
先日のセミナーで気になるやりとりがありました。
題して、
「NHK式英文ニュース分析セミナー」
ご参加下さった方たちからは
「勉強になった」
「ニュースを見る新たな視点が得られた」
と感想をいただいています。
雑談の時間には
科学がご専門の方からは
「学会で同時通訳がまごついて、
文系の方には大変なのか、
と思うことがある。」
というとても気になる
コメントが。
みなさん、どう思いますか?
結論や正解ではなく、
いまの私なりにまとまった
要点を4つ(多いな!)あげます。
考えるヒントになれば幸いっです。
①通訳者は文系か?
正直、文系と言うより
理数苦手だと大変だと思います。
でも大丈夫、理数やり直しには
学習まんががあります!
理想は、文理の別ない
リベラルアーツのセンスと
担当する外国語の詩や演劇の表現に
精通していることですかね。
③同通でいいのか?
きっと学会では時間一杯
講師に話してもらうために
同通をいれたのでしょう。
聴衆には英語のままで分かる人も
たくさんいるはずですからね。
でも…私は逐次を推します。
通訳者の技量さえ確かなら
全員が質の良い時間を過ごせるからです。
講師が本国で
ひとりで話すより発奮し
英語がわかる聴衆が
「参りました!すごい!」と感心する…
そんな場を作れれば
英語が苦手な参加者が同通をきいて
「よくわからないが
通訳なので仕方ない。
英語がわからないと損だ。」
などとがっかりすることも
ありません。
みなが、
英語の得手、不得手によらず
日本語の素晴らしさに
嬉しくなることでしょう。
④事前に仕事を済ませよ
ネットの時代です。
日本に来るほどの講師なら
大学のサイトやLinked Inなどで
事前に連絡できます。
5分でもいいから
Zoomで話すのは
どうでしょう。
まず、来日してまで伝えたい
一番大事なメッセージを
きくこと。
準備した概念マップや単語帳を
見せてもよいでしょう。
あるいは、こちらから
ビデオメッセージを送っては?
当日までに
「準備」=仕事の8割を
終えておきましょう。
科学関係の仕事を振られて
「私は通訳で文系だからわかりません」
なんていう人は、切腹です。
【桜をかたる日英表現88リスト】
北海道の桜が散るまで限定公開
⇓ ⇓ ⇓ ⇓
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https://ycats.linguamusica.jp/clp/2403cherry/