「クワイ河収容所」英日読書会

このたび重版決定した「クワイ河収容所」と、英語原著を対照しての英日バイリンガル読書会を始めます。

願いは2つ。平和を創り出す心を自ら育むこと。読みやすい訳のこつを見つけること。

イギリスが大好きな日本人は沢山。イギリスと日本は気質が似ていると言われます。でも、泰緬鉄道を知る日本人は多くありません。

第二次世界大戦のさなか、日本はイギリスが諦めたタイとミャンマーを繋ぎインドに至る泰緬鉄道の突貫工事に着手。英連邦の戦争捕虜に強制労働を課し、多くの捕虜が命を落としました。

私が初めて渡英した90年代は、イギリスのあちこちで老齢の紳士から無言で複雑な視線を浴びたものです。彼らにとって戦争捕虜の記憶はいまだ鮮明だったのです。

「クワイ河収容所」(アーネスト・ゴードン著・斎藤和明訳・ちくま学芸文庫)は著者自身の捕虜体験をつづったもの。ゴードンさんは捕虜体験を語るつもりなどありませんでしたが、映画「戦場にかける橋」が史実とあまりに違うことに戸惑い肚をくくります。

その手記は日本軍を罵るものではありません。捕虜同士が自暴自棄を超えて互いに心の甦りを支えあう過程を描き、大量生産・消費社会、人間疎外に警鐘を鳴らします。21世紀の疲れた心を慰め、励ますメッセージにも満ちています。

齋藤和明先生の翻訳には学ぶところ大です。通訳を通して私が新発見したと鼻高々だったルールも、すでに和明先生が翻訳で実践なさったものばかり。

英日とも、まずじっくり音読で味わいます。

  • 日時:月1回 第1日曜 午後14―17時(7月7日より)
    都合により日時を相談の上変更する場合もあります。
  • 場所:オンライン(ZOOM)もしくは日能研本部
  • 講師:冠木友紀子
  • 持ち物:「クワイ河収容所」(ちくま学芸文庫)をお近くの書店でお求めください。
    英語版はご用意します。
  • 参加費:3000円/回(うち1000円を英連邦戦没捕虜追悼礼拝実行委員会に寄付します)
  • 定員:先着7名

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